職場での昼食に「カップラーメン」や「カップ焼きそば」を選択する人も多いでしょう。
手軽にあったかいものが食べられるし節約にもなるし。
しかし、カップ麺は匂いがきついものが多く周囲の顰蹙を買うこともあるでしょう。
最近は「スメル・ハラスメント」略して「スメハラ」という考え方も出てきました。
法律で規制されているわけではありませんがニオイに敏感な人は増えています。
たしかに不快に感じるニオイは人によって違います。
職場での人間関係を円滑にするためにも周囲への配慮はしたいところですよね。
「個人の自由だ」と遠慮なく食べていたら、職場で「カップラーメン禁止令」がだされたところもあると聞きました。
この記事は「それでもやっぱり職場でカップ麺が食べたい!」という人への提案をしています。
あきらめて他のものを考える
ニオイに対する不満が周囲から出るようならば他のメニューも考えてみましょう。
カップ麺を食べる理由が手軽に「節約」ならば他のアイデアもあるはずです。
●冷凍おかずで作った弁当
最近は弁当に詰めるだけの冷凍食品もあります。
昼頃には自然解凍されて食べ頃になっているというものです。
朝、炊いたご飯と一緒に弁当に詰めてもいいですし、パックご飯を持って行ってもいいでしょう。
●おにぎりをつくる
前の日に多めに炊いておいたご飯でおにぎりを作ってもいいでしょう。
あるいはご飯を炊いて、まとめて1週間分作った上で冷凍しておいてもいいかもしれません。
●飲み物は自分で持参する
昼食時の飲み物を自販機やコンビニで毎日購入していると、1ヶ月では結構な金額になります。
職場でお湯が使えるならばパックや粉末のお茶やコーヒー、味噌汁を持っていくのも良い節約になるでしょう。
それでもやっぱりカップ麺が食べたい!
手軽だからとか節約だけではなく、好きだから「カップ麺が食べたい!」という方にはいくつかのアイデアを紹介します。
●食べるタイミングを調整する
他の人が食事をしているタイミングならば、他の食事のニオイでカップ麺のニオイが目立たなくなるかもしれません。
逆にもし可能ならば、食事の時間以外の他の人が職場から離れているタイミングで食べてもいいかもしれません。
●食べる場所を考える
オフィスで昼食にニオイがきついものを食べると、午後の仕事の間そのニオイが残ることになります。
ニオイがこもらず他の人の迷惑にならない食事スペースを探してみましょう。
●換気を良くする
可能であれば窓を開けたり、換気扇やサーキュレーターを利用することでニオイがこもるのを防ぐことができます。
職場に対して空調関係の充実をお願いするのもありかもしれません。
●そもそも匂いが少ないカップ麺を選ぶ
魚介系(シーフード)やニンニク系などの強いニオイがするカップ麺は避けたほうが良いでしょう。
とんこつ系やカレー系などは言語道断です。
野菜や鶏肉ベースのにんにくが効いていない優しいスープのものが良いでしょう。
焼きそばもソース系は避けて塩や醤油ベースのものにしましょう。
これもにんにくが効いていないものを選びましょう。
一度家で食べて試してみるといいかもしれません。
●消臭グッズや脱臭機を使う
消臭スプレーやニオイを吸収する素材を近くに置くのもいいと思います。
ただしニオイで誤魔化そうとするものは避けたほうがいいですよ。
活性炭やコーヒー豆、抽出後のコーヒー粉はニオイを吸収するのに有効です。
また、個人用の脱臭機や空気清浄機も匂いを消すのにいいですよ。
●食べ終わったらちゃんと始末する
カップ麺のスープが残ったら、流しやトイレに捨てるのはあまり良くありません。
スープの油分がシンクやトイレの排水管で固まって詰まるおそれがあります。
スープは飲み切ってしまいましょう。
塩分が気になるようなら麺が柔らかくなった後にお湯を減らし、入れるスープの素を半分にするのもオススメです。
最後に容器はちゃんと洗ってビニール袋などに密封して捨てましょう。
そのままゴミ箱に捨てるといつまでもニオイが残ることになります。
●周囲への配慮を忘れずに
カップ麺を食べる前に周りの人に一声かけると良いでしょう。
周りの人が食事の匂いに敏感でないか確認することも大切です。
まとめ
職場でカップラーメンや焼きそばを食べると、ニオイで「スメハラ」(匂いによるハラスメント)を引き起こす可能性があります。
対策として他の食事オプションを検討したり、食べるタイミングや場所を調整したり、匂いの少ない製品を選んだりすると良いでしょう。
消臭グッズの使用や、食べ終わった後の適切な処理も大切です。
周りの人にしっかり配慮して職場でもカップ麺を楽しみましょう!