スポーツファンなら誰もが気になるパリオリンピック。
女子卓球では先日、シングルス代表と団体の代表が決定しました。
しかし、もう一つ大きな話題があります。
それは「リザーブ」つまり控え選手が誰になるのかという点です。
卓球界では、トッププレイヤーを支えるリザーブ選手の役割は非常に重要。
この記事では女子卓球代表のサポート役「リザーブ」として期待される選手の一人、木原美悠選手に焦点を当てたいと思います。
プロフィール
項目 | 詳細 |
---|---|
名前 | 木原美悠 (きはら みゆう) |
生年月日 | 2004年8月3日 |
出身地 | 兵庫県明石市 |
所属 | 木下グループ、Tリーグ木下アビエル神奈川 |
身長 | 164cm |
段級位 | 5段 |
ITTF世界ランキング最高位 | 13位 (2022年7月) |
使用ラケット | VICTAS ファイヤーフォールVC |
フォアラバー | VICTAS V>15 Extra |
バックラバー | VICTAS VO>102 |
プレースタイル | 右シェーク裏表前陣速攻型 |
主な戦績 | 世界卓球選手権銀メダル、ワールドツアーグランドファイナル女子ダブルス金メダルなど |
基本情報
木原美悠選手は、2004年8月3日生まれの日本の卓球選手です。
兵庫県明石市出身で、現在は木下グループに所属しています。
身長は164cmとされており、右シェークハンドグリップを使用するプレースタイルで知られています。
木原選手は卓球を始めたのは4歳の時で、家族も卓球をしていたことから影響を受けました。
成績と実績
木原選手の卓球キャリアは輝かしいものがあります。
特に2019年には世界ランキング第9位の平野美宇選手を破り、全日本選手権で最年少ファイナリストになりました。
同年、14歳でクロアチアオープンの女子シングルスとダブルスの両方で優勝し、国際オープントーナメントで最年少記録を更新しました。
2022年には、WTTスターコンテンダー・ドーハでシングルスタイトルを獲得し、その後も国内外の大会で素晴らしい成績を残しています。
女子卓球オリンピック代表の「リザーブ」について
女子卓球のオリンピック代表はシングルス2名、団体はシングルスの2名に加えてもう1名が選ばれます。
その他に代表選手が故障などで棄権したときのために、補欠として「リザーブ」の選手が選ばれます。
パリ五輪の代表選考
今回の代表選考では、コロナの影響もあって今までよりも国内大会でのポイントが重視されました。
シングルスでは2年間の国際大会と国内大会の獲得ポイント上位2名が選ばれます。
今回は早田ひな選手と平野美宇選手が選ばれました。
団体ではシングルスの2名に加えて強化本部の推薦で1名が選ばれます。
今回は団体の代表として張本美和選手が選ばれました。
シングルス代表にこだわっていた伊藤美誠選手は選考レースで3位となり落選しました。
伊藤選手はシングルスに出られない団体代表には前向きでなかったようです。
さらに「リザーブ」についても「私はリザーブ(補欠)には向かないかなって。なので、たぶん行くことはないと思います」と語っています。
このことで「リザーブ」の候補として木原美悠選手や長崎美柚選手の名前があがっています。
リザーブの役割
「リザーブ」は代表の選手に故障などで棄権となった場合に代わりとして出場する選手のことです。
団体戦の補欠選手ではありますが、荷物運び・ボール拾いなどのサポート役としても重要な役割を果たします。
さらに、オリンピックはスタッフの人数制限が厳しいため、貴重な練習相手になります。
対戦相手の選手のプレーやラバーを真似て練習相手を務めることもあります。
今回シングルス代表となった平野選手はリオ五輪で、早田選手は東京五輪でそれぞれ「リザーブ」を務めていました。
リザーブ選手の可能性
リザーブ候補者の紹介
木原美悠選手は、卓球界で注目を集めている若手選手です。
彼女は2004年8月3日に生まれ、兵庫県明石市出身で、4歳から卓球を始めました。
その後、数々の大会で優勝を重ね、2019年の全日本選手権では14歳で決勝進出を果たしました。
しかし、パリ五輪の代表には選ばれず、リザーブの候補となりました。現在の世界ランキングは日本勢5番目の24位です。
他に世界ランキング27位で、大阪大会で平野美宇選手に勝利した長崎美柚選手も候補となっています。
選考基準と戦略
リザーブ選手の選考基準は、「日本がメダルを獲得するために必要なダブルスおよびシングルスでの国際競争力を持ち合わせている者1名を強化本部が決定する」とされています。
これまでのオリンピックでは、リザーブ選手は次世代を背負う選手が経験すべきとされ、代表3名に次ぐ実力者が選ばれてきました。
木原美悠選手は、その基準を満たす選手として注目されています。
彼女の卓球への情熱と技術力は、日本の卓球界に新たな風をもたらすことでしょう。
木原美悠の戦い方
プレースタイルの分析
木原美悠選手のプレースタイルは、裏ソフトラバーをフォア面に、表ソフトラバーをバック面に貼った右シェーク裏表前陣速攻型です。
卓球台により近い位置でプレーすることを得意とし、カウンターを武器にしています。
また、高身長を活かしたスピードの速いフォアハンドスマッシュも得意としています。
特にダブルスでの活躍は世界レベルで評価されています。
強敵への対策
木原美悠選手は、試合中に戦術がまとまっていない場合でも、強い気持ちがあれば得点できると述べています。
具体的には、サーブからの3球目で流れをつかむことが重要とのこと。
また、彼女は大舞台でも物怖じしない性格で、ピンチの場面でも笑顔を見せながらプレーすることがあります。
これらの特性は、強敵との対戦においても彼女の強さを支えています。
まとめ
木原美悠選手は若くして卓球界で活躍し、特にダブルスでの実績が国際的に認められています。
パリ五輪のリザーブ候補としても注目されており、その経験が今後の成長につながると期待されています。
今後も彼女の活躍が、日本卓球のさらなる発展を促すことが期待されます。